【インタビュー】「劇団わらび座」のご紹介(今村晋介・一般社団法人わらび座代表理事)
Q1 2025年の主な活動について伺います。まずは秋田県内の活動はどのような計画ですか?
A1 日頃より、多方面でわらび座へのご支援、応援をいただき、あらためて御礼申し上げます。お蔭様で、一般社団法人わらび座として再出発をしてから4期目となりました。2025年、秋田県内で予定している主な活動についてご紹介します。本年度は、わらび劇場のミッション「生活に感動を、地域に芸術を」の元、これまで私たちが培ってきた「秋田の文化、芸能」「体験型」「幅広い世代が楽しめること」を、さらに深められる事業展開をしてまいりたいと思います。
仙北市にある、あきた芸術村わらび劇場では、内館牧子さんによる脚本と、マキノノゾミ氏の演出でミュージカル「秋田は何もない」ロングラン上演をします。内館牧子さんの脚本作品の上演は、「小野小町」「政吉とフジタ」と続いて3作目となりますが、過去の作品を振り返ってみても、特に秋田県内の方に多く足を運んでいただいた上演作となりました。
もう一つ、ホテル温泉ゆぽぽの1階北浦に、「祭の国」という秋田の祭りを体感できるエンターテイメント空間を創造し、昨年度より、秋田の祭り体験型ステージ「This is Akita!」を上演しています。この春から、週末の常設公演として稼働します。田沢湖ビールを飲みながら、季節を問わず秋田の祭りが楽しめる演目にご期待ください。


24年度に試験的に実施し、好評をいただいた「あきた芸術村1DAYパスポート」などもこの春から正式に導入いたします。より身近に、気軽に、あきた芸術村に足を運んでいただけるよう、努力してまいります。これらの活動を通じて、秋田の文化や魅力をより多くの方にお届けし、地域の活性化に貢献してまいります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
あきた芸術村 主な公演、イベント

\春のイベント/
花見劇場ミュージカル
【期間】4月12日(土)~5月5日(月・祝)会場:小劇場
【内容】脚本家・内館牧子氏の作品「小野小町」ショートと、名場面集「LOVESONGS」を組み合わせた特別公演。お団子とお茶を楽しみながら、花見気分で観劇いただける企画です。
\週末の祭ステージ/
This is Akita!
【期間】4月19日(土)~ 毎週末(土日)会場:温泉ゆぽぽホテル棟 北浦「祭の国」
【内容】秋田の祭りを太鼓や提灯とともに体験できる新しいエンタテインメント。日帰り・宿泊の強化を目的とし、秋田や近隣県のファミリー、インバウンドの観光客向けに開催。
\ロングラン公演/
ミュージカル「秋田は何もない」
【期間】5月6日(火・休)~11月24日(月・休)会場:わらび劇場
【内容】内館牧子氏の脚本によるミュージカル。秋田の魅力を再認識できる作品です。


\1 DAYパスポートの導入/
あきた芸術村をお得に楽しめる「1DAYパスポート」を販売を開始します。
- 「秋田は何もない」
パスポート大人:5,500円(観劇+温泉+お食事券1,000円)小~大学生:3,000円(観劇+温泉+お食事券500円+クラフト体験500円相当)開幕記念キャンペーン(5月6日~6月5日):500円引き - 「This is Akita!」
パスポート大人:4,300円(観劇+温泉+お食事券1,000円)小~大学生:2,500円(観劇+温泉+お食事券500円+クラフト体験500円相当)夏休み限定キャンペーン(7月17日~8月23日):300円引き
\夏休み特別企画/
謎解演劇「妖怪たちのお化け屋敷」(仮)
【期間】8月8日(金)~8月24日(日)会場:小劇場
【内容】観客が物語に没入しながら楽しめる新感覚の演劇体験。家族連れにもおすすめの内容です。
Q2 内館牧子さんの「秋田は何もない」はいろいろと話題になっていますね。こうした話題作りというのも大事な取り組みですよね。
A2 内館牧子さんの新作ミュージカル『秋田は何もない』は、秋田県民の自虐的な表現を逆手に取り、秋田の魅力を再発見する作品です。わらび座の常設公演30周年を記念し、2025年5月6日から11月24日まで上演されます。

ミュージカル『秋田は何もない』 作・脚本:内館牧子
【公演期間】2025年5月6日(火)~11月24日(月)
【会場】わらび劇場(秋田県仙北市)
【内容】秋田県民の「何もない」という言葉をテーマに、秋田の本当の魅力を描き出す感動の物語。観る人の心に秋田の誇りを呼び覚ますミュージカル。
チケット情報・詳細:詳しくはわらび座公式サイトをご覧ください。
Q3 首都圏をはじめとして、秋田県外の活動も積極的なようですね。
A3 2025年は、首都圏をはじめとする全国での活動にも力を入れています。各地での公演を通じて、秋田の文化や芸術の魅力を広く発信していきます。下記のような形で、秋田県外でも積極的に公演を行い、より多くの方に秋田の魅力を伝えてまいります。
\4月 練馬文化センター公演/
龍角散プレゼンツ ミュージカル「ゴホン!といえば」
【日時】4月25日(金)
【会場】練馬文化センター 大ホール
【内容】国本女子高校吹奏楽部の生演奏とともに上演する特別公演。音楽の力と演劇が融合したステージをお届けします。

\10月 東京・スペースゼロ公演/
イーハトーブシアター「真昼の星めぐり」 the Musical
【期間】10月18日~26日(全14公演)
【会場】スペースゼロ
【内容】わらび座とヘラルボニーがタッグを組み、境界を超える新たなミュージカルを創り上げます。宮沢賢治の世界観に包まれた劇場が、デジタルアートと融合し、観客自身がアートの一部となる没入型の体験を提供します。S席は全席デジタルアート席となり、特別な演出を楽しめる構成です。

\2026年3月 祭シアター東京公演/(開催予定)
祭シアター「HANA」
【期間】2026年3月(詳細は後日発表)
【内容】秋田発のエンターテインメントを東京で展開する公演を予定しています。これまでにない演出やパフォーマンスで、多くの方にお楽しみいただける作品となる予定です。


Q4 特に、イーハトーブシアター「真昼の星めぐり」は東京で14回の公演ですね。これは大規模な取り組みといえるんじゃないでしょうか?
A4 先ほどのご案内と少し重複しますが、「イーハトーブシアター『真昼の星めぐり』」は、単なるミュージカル公演にとどまらず、日本の演劇界に新たな挑戦を投じる大規模なプロジェクトです。全14公演という長期公演に加え、わらび座とヘラルボニーが共同で手掛けることで、境界を超えた芸術表現を実現します。本作では、宮沢賢治の幻想的な世界を、デジタルアートやインクルーシブな演出と融合させ、観客が能動的に参加できる没入型の体験を提供します。

クラウドファンディングを一人でも多くの方に広めるご協力をお願いします。
秋田産業サポータークラブ回答 それは楽しみですね。多くのサポータークラブの方々にも観劇してもらいたいと思います。
Q5 秋田産業サポータークラブ、そして秋田産業サポータークラブのメンバーに期待することはどういったことになりますか?
A5 首都圏でのわらび座公演に一人でも多くの方にご来場いただき、わらび座をきっかけに秋田を訪れる方を増やしていきたいと考えています。そのためにも、首都圏でのわらび座の認知度向上にご協力いただければと思います。また、秋田県の発展のためにも、企業版ふるさと納税を通じた支援にもご協力をお願いしたいと考えています。例えば、500万円の寄付を行うと、そのうちの9割がその年の法人税等から控除され、実質負担50万円で10倍の寄付が可能になります。この制度を活用し、秋田の地域活性化に貢献していただければ幸いです。
Q6 例えば、どういった企業がわらび座を応援していますか?
A6 秋田スズキをはじめとするスポンサー企業の皆様が、わらび座を継続的に応援してくださっています。特に秋田スズキでは、新入社員研修の一環として、わらび座のプログラムを取り入れていただいています。さらに、石黒佐太朗社長や、わらび座支援協議会副会長の石黒かほる様は、長年にわたりわらび座を支えてくださるファンでもあります。
秋田産業サポータークラブ回答 今年以降も多彩な活動を展開されるとのことで、大変楽しみです。
わらび座の挑戦が、秋田の文化や魅力をさらに広めるきっかけとなることを期待しています。秋田産業サポータークラブとしても、微力ながら応援し、より多くの方にこの素晴らしい取り組みを知っていただけるよう努めてまいります。今後のご活躍を心から楽しみにしておりますので、ぜひ引き続き情報をお寄せください。
インタビュー相手のご紹介

1979年生まれ。千葉県袖ケ浦市出身。茨城大学を卒業後、(株)わらび座に入社。2014年に(株)ジョイ・アート出向。取締役・坊っちゃん劇場支配人に就任。18年(株)わらび座帰任。取締役・劇場事業本部長就任。21年に(一社)わらび座代表理事に就任。

